研究開発項目1社会における福祉と主体性の特定と更新
現在の実社会において重視されている「福祉」と「主体性」を、実感を付与すべき標的として data-driven にあぶり出す本研究開発項目は、本プロジェクトの前提をなす。
- 研究開発課題 1-1「規範経済学手法による福祉と主体性関連ワード絞り込み」
- 研究開発課題 1-2「計算社会科学手法による福祉と主体性の主要軸の特定」
研究開発項目2社会における喜びと志の発見システムの開発と更新
本研究開発項目では、研究開発項目 1 により客観的に特定される「福祉」と「主体性」を、 主観である「喜び」と「志」の脳指標に反映させるために必要不可欠な“介入“技術を開発する。
- 研究開発課題 2-1「福祉と主体性の仮想体験による喜びと志の発見支援」
研究開発項目3ヒト脳指標による喜びと志の個人間比較技術開発
「効用」を「喜び」と「志」に分解し、それらの絶対指標のシグナル/ノイズ比を可能な限り高めることが、本プロジェクトの成功の鍵であり、これを実現する本研究開発項目は本プロジェクトの要である。研究開発項目2で開発する、モビリティ関連の喜び・志の発見システムの効果の監視・維持にも不可欠な技術となる。
- 研究開発課題 3-1「ヒト MRI による喜びと志の脳指標取得と個人間比較」
- 研究開発課題 3-2「ヒト MEG による喜びと志の神経回路ダイナミクス」
- 研究開発課題 3-3 「メカニズムデザインおよびヒト神経細胞活動による喜びと志の計測」
研究開発項目4個体間比較可能な効用表現の霊⻑類神経システムの包括的理解
効用の脳指標およびその個体間比較の妥当性を、神経活動およびその操作によって因果的に説明する本研究開発項目は、本プロジェクトの成果に信頼を付与する科学的基礎である。
- 研究開発課題 4-1「効用の神経活動表現と報酬の主観的価値の神経活動表現の照合」
- 研究開発課題 4-2「報酬の主観的価値の神経活動表現の霊⻑類―齧⻭類間比較と個体間比較」
研究開発項目5個体間比較可能な報酬の主観的価値表現の齧⻭類神経システムの包括的理解
「効用」表現の候補である「報酬の主観的価値」が計算される脳内システムを明らかにする本研究開発項目は、本プロジェクトの成果に揺るぎない信頼を付与する科学的基盤となる。
- 研究開発課題 5-1「神経細胞活動の網羅的計測による報酬の主観的価値表現の神経システム解明」